2023年シーズンよりメジャーリーグに挑戦、ボストン・レッドソックスでプレーしている吉田正尚選手。良い成績を残せるかどうかについては賛否両論様々な意見がありましたが、今のところは素晴らしい成績を残しています。
今回は吉田正尚選手の成功の理由を調査しましたよ。
吉田正尚がメジャー挑戦!気になる年俸は?
オリックス・バファローズの主砲としてNPB通算133本を放ち、5度のベストナインや二度の首位打者など輝かしい成績を残した吉田正尚選手。プレミア12、オリンピック、WBCの金メダリストに輝いた侍ジャパンの功労者でもあり、それらの大会で海外に通用し得るポテンシャルは示していました。2022年シーズンオフ、満を持して吉田正尚選手がポスティングシステムを利用してメジャー挑戦!レッドソックスと5年総額9000万ドルで契約、この額は日本人野手最高額とも言われましたよ!吉田正尚 年俸は2023年で約21億円とされています。
ここまでは打率3割を記録!
8月6日時点で吉田正尚選手は97試合に出場、打率は.307で出塁率は.366、メジャーリーガーとして一流と呼べる数字を残しています。本塁打の数は12本、メジャーの舞台で二桁本塁打も立派な数字ですよね。
「マッチョマン」のイメージの強い吉田正尚選手ですが、実は日本時代からシーズン本塁打キャリアハイは29本、2021年と2022年は21本と抜けた数字ではありませんでした。吉田正尚選手の真骨頂は、ホームラン以上にそのハイアベレージにあるんですね。そう考えると、本塁打数も日本時代からそこまで落ちておらず、日本とメジャーで変わらない活躍を見せていると言えるでしょう。
吉田正尚はなぜ成功した?
近年は大谷翔平選手が素晴らしい活躍を見せているとはいえ、これまで数多もの日本のスター野手がメジャーの高い壁に跳ね返されてきました。吉田正尚 身長は約172㎝とプロ野球選手の中では高いとは言えないものだったこともあり、吉田正尚選手がメジャーで成功するかどうかについては否定的な見解の人も多くいました。
ところが、ここまで吉田正尚選手は打率3割の大活躍。成功の秘密はどこにあったのでしょうか?
凄まじい適応力
WBC出場の疲れが残っていた可能性もありますが、吉田正尚選手とてシーズン再序盤は苦戦を強いられました。ところが、そこから早い段階でメジャーの環境に適応し直し、2022年5月第一週のプレイヤー・オブ・ザ・ウィークに輝くほどになりました。
不振脱却の鍵は「手の位置」にあったとする報道も。レッドソックスコーチ陣から「手の位置を少しだけ下げるように」と助言を受け、それを機に不振を脱却したそうです。同記事では、「必要な修正ができる才能を発揮した」と評価されていました。
高い選球眼とコンタクト力
吉田正尚選手の成功の理由として、他に挙げられているのはズバリ選球眼、ボールスイング率です。5月12日に公開されたネットニュースでは、吉田正尚選手が全てのボール球のうち24.1%としかスイングを入れておらず、これはリーグで上位25人に入る数字だったと紹介されていますよ。いかに相手の投げる球が素晴らしくとも、ストライクゾーンは万国共通。選球眼が吉田選手の強みとなっているのですね。
また、5月には35スイング目で初めて空振りをしたというニュースも。その脅威のコンタクト率から、三振率もかなり低くなっており、そこも強みの一つとなっています。
日本球界のレベルの上昇も吉田正尚成功の理由の一つ?
また、これまで吉田正尚選手が身を置いていたNPB、日本の野球のレベルの高さも吉田正尚選手のメジャー成功の一助になっているのではないかと言われています。なんでも、2014年にはNPBで直球の平均球速が151キロあった投手は3人しかいなかった一方で、2022年には32人もいたのだとか。日本の投手のレベルが上がっており、その投手達を相手に好成績を記録してきた吉田選手だからこそ、メジャーの投手相手にも渡り合えているのかもしれませんね。
最後に
今回は吉田正尚選手がメジャーリーグで成功している理由について調査しました。
オールスターには選出されなかったものの、そのことを現地の人たちに悔やまれるほどの選手になった吉田正尚選手。これからの活躍にも要注目です!