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血糖おじさんの炎上はなぜ?本名は?怪しいといわれる理由や経歴まとめ

血糖おじさんの炎上はなぜ?本名は?怪しいといわれる理由や経歴まとめ

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「血糖値が気になる」「なかなか糖質制限を続けられない」という悩みを抱える人たちに対して情報を発信している医療系インフルエンサーの血糖おじさん。現役医師として働きながらYouTubeやインスタグラムを精力的に更新するだけでなく、ダイエット本も数多く出版し、大勢の人から支持を得ています。

そこで今回は血糖おじさんがどのような人物であるか、なぜ炎上しているのかなどを調査しました。

目次

血糖おじさんの炎上はなぜ?

血糖おじさんが炎上したきっかけは、YouTubeチャンネルやXで特定の商品を紹介し、その健康効果を謳っていたこと。実体験をふまえて説明がなされていたものの、問題のある行為でした。なぜなら医師が私的な見解で商品をピックアップしていると、誤った情報が民衆に定着し、健康被害を及ぼしかねないため。ゆえに2022年の冬頃から「血糖おじさんの行為は法律に抵触する恐れがあるのでは?」とXで騒がれていました。

複数の医師の指摘により血糖おじさんが一部の動画と投稿を削除したものの、彼の言動を怪しむ声が消えませんでした。

匿名による告発

2023年2月頃には、血糖おじさんのネット上の活動について不適切であるという告発文が日本糖尿病学会と当時の血糖おじさんの勤務先に送付されました。匿名の人物による告発文でしたが、血糖おじさんは事の重大さを真摯に受け止め、YouTubeチャンネルにおいて経緯を説明すると共に謝罪。そして動画投稿の停止と、チェックしなければならない一部動画の非公開を決断しました。

いっさい疑わない信奉者たち

医療の見識を持つ人たちが血糖おじさんの言動に不信感を抱く中、YouTubeチャンネルには応援コメントが殺到。彼に心酔している一部の信奉者は、告発文に怒り、ブログ記事で血糖おじさんを擁護していました。告発文には「根拠の薄い不確かな情報を流布している」「糖尿病患者が不利益を被っている」と記載されていたようですが…。そのような意見は信奉者の中からまったくといっていいほど出ていません。むしろ告発文を機に血糖おじさんこそ正義の使者であるという思いが強まったようです。

告発文を送ったのは誰?

告発文は「匿名として扱ってほしい」と記載されていたらしく、差出人が明らかにされませんでした。その一方で、かねてより血糖おじさんの投稿を危惧していた医療系インフルエンサー・筋肉博士ことTakafumi Osakaさんが差出人ではないかと疑われる事態になりました。しかし彼は自分が告発文を送るなら匿名にしないと断言。さらに、血糖おじさんがXでの炎上回避のために自ら告発文を作り、信奉者の感情をあおったのではないかと持論を展開していました。

これに血糖おじさんが反論することはなく、なかなか炎上が収束しませんでした。

血糖おじさんの本名は?

血糖おじさんは本名が薗田憲司(そのだけんじ)。2023年12月に開業した、そのだ内科 糖尿病・甲状腺クリニック渋谷駅道玄坂院の院長を務めている糖尿病内科専門医です。日々、糖尿病および甲状腺疾患を患っている人たちにとって通いやすい環境づくりを心がけています。とくに、患者の個別性を重視したうえでオーダーメイドの治療プランを提案する姿勢は大好評。なんと1年間に担当している外来診療は約1万件です。

怪しいといわれている理由

血糖おじさんが正々堂々と素性をさらしながらも、「怪しい」「うさんくさい」といわれている理由。それは医学的根拠に基づいた情報と、不正確な情報が混在した動画を発信し続けているからです。ゆえに、前述の筋肉博士ことTakafumi Osakaさんをはじめ、医療の見識を持つ人たちが血糖おじさんの活動に疑念を抱いています。

また、彼の投稿を無条件で鵜呑みにしてしまう信奉者たちの存在や、クリニックで積極的に自費診療を提供している実状も相まって、怪しさが増しているようです。

血糖おじさんの経歴

良くない噂があるものの、血糖おじさんはれっきとした専門医です。

ここからは彼の経歴を確認していきましょう。

糖尿病専門医の始まり

血糖おじさんは1990年4月10日生まれで、神奈川県出身。医師として活躍する父親を尊敬し、幼稚園児の頃から医師になることが将来の目標でした。糖尿病専門医になろうと思ったのは高校生の頃、父親が突如として重度の2型糖尿病であると診断された出来事がきっかけ。診断を受けた直後、父親は絶望しながらも自らを奮い立たせ、糖質制限に関する文献を読み漁り、血糖コントロールの方法を猛勉強しました。その姿に血糖おじさんは感銘を受け、糖尿病専門医を志すようになったのです。

高校時代から糖質制限

父親が2型糖尿病を発症して以降、血糖おじさんの実家の食卓は、糖質オフが基本。野菜をメインに使った料理がずらりと並び、「血糖コントロールのために生野菜サラダを最初に食べなさい」という父親のアドバイスが日常でした。

そのため、炭水化物抜きダイエットが流行する前から、血糖おじさんは糖質制限を実践していました。

糖尿病発症のリスク

2型糖尿病は遺伝する確率が高く、血糖おじさんも遺伝により約25パーセントで発症する危険性がありました。さらに父親と同じく食事が大好きで、太りやすい体質でした。しかし父親の教えに従って生活習慣を工夫していたため、特段の大きな病気に罹患せず健康体で日々を過ごしていたのではないでしょうか。無事に日本医科大学を卒業した後、2015年から東京臨海病院で研修医として勤務。2017年には東京都済生会中央病院 糖尿病・内分泌内科に所属し、医師のキャリアを本格的に積み始めました。

若手指導医に就任

いち早く糖尿病患者の教育入院を開始した東京都済生会中央病院 糖尿病・内分泌内科で血糖おじさんは着実に成長。2020年には研修医の教育や業務調整を担当するチーフレジデントに抜擢されました。医師としての実力を発揮し、周囲から一目置かれていたのでしょう。しかし本人は患者1人あたりに約5分しか診察の時間を確保できない状況にモヤモヤしていました。

大病院に勤務しながら動画を制作

診察で伝えきれない情報を動画にまとめておけば、患者が空き時間に視聴して参考にしてくれるのではないか。そのような思いから2021年の秋にYouTubeチャンネルを開設しました。SNSアカウントと連動するように動画配信を始めたところ今まで以上に忙しくなり、東京都済生会中央病院で勤務医を続けることが困難に。そのため2022年の夏頃から同院で非常勤医師として働いていました。出勤していない間は、糖尿病の理解の普及だけでなく、自分のクリニックの開設準備にも尽力していたようです。

大病院を辞めて独立

2022年の12月頃、Xでの炎上が東京都済生会中央病院にも波及。血糖おじさんの勤務実態を確認する電話が入り始めました。さらに2023年2月頃に血糖おじさんのネットでの活動内容を告発する文書が同院に到着。いくら非常勤とはいえ血糖おじさんは院内で居心地の悪さを痛感したのかもしれません。数カ月後に非常勤医師を辞めました。その後、自身のクリニックを開業してからは外来患者の診察の傍ら、多数のメディアに出演。ユーモアあふれる表現を使いながら、薬に頼らない血糖値の管理方法やダイエット術を解説しています。

まとめ

血糖おじさんこと薗田憲司さんは、父親の2型糖尿病発症を機に糖尿病専門医になりました。健康に悩みを抱える人の一助になりたいと願い、動画の制作にも熱心に取り組んでいます。医療が不要と訴えたり、かかりつけ医と患者を引き離そうとしたり、極論を主張していないものの、投稿内容にグレーな部分が少なくありません。血糖おじさんが今後どのような変遷をたどるのか気になりますね。

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