最も面白いピン芸人を決める「R-1グランプリ」など数々の賞レースで優秀な成績をおさめている男性お笑い芸人の粗品さん。2020年4月に開設したYouTubeチャンネルにおいてHIKAKINさんや木村拓哉さんなど、さまざまな著名人に噛みつき注目を集めています。2023年の夏頃にはアイドルグループであるキンプリを批判し、粗品さんのYouTubeチャンネルとSNSが大炎上する事態に。
この記事ではキンプリ批判による粗品さんの炎上と共に、そこから派生した騒動を解説します。
キンプリ批判で粗品が炎上?
ことの発端は2023年8月8日に粗品さんがおこなったYouTubeチャンネルでのライブ配信。STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)に所属するキンプリが2人体制で再始動したことを最近になって知ったと前置きしつつ、彼らとファンを侮辱するような発言をしました。粗品さんがキンプリのメンバーである永瀬廉さんや髙橋海人さんと公私にわたって交流を深めていたわけでもなく面白半分に彼らをいじったために炎上したようです。
何と言った?
粗品さんはゲーム実況しながら「今のキンプリを誰が見る?」「2人とも顔がそっくりだから廊下で会った時に識別できる自信がないし、名前が出てこない」と発言。時事ネタを取り入れた雑談に粗品さんの取り巻きや熱狂的なファンは爆笑していたのかもしれません。しかし30代の芸人が他業種で関係性の乏しい20代のアイドルを見下す行為は、笑いをとるためのいじり芸とまったくの別物です。SNSいじめと相通じる部分があります。それゆえキンプリ6人体制の頃から応援しているファンやアイドルオタクは、強い憤りと不快感を抱いたのでしょう。
懲りずに暴言を連発
出典元:Liebe_1106
こうしたキンプリ批判によって粗品さんは炎上したのですが、反省している様子をみせませんでした。2023年8月10日に公開されたバラエティ番組「あのちゃんの電電電波」のTikTokライブに出演した際にも暴言を連発。視聴者からキンプリに番組に出演してほしいという意見が寄せられるやいなや、「キンプリなんて呼ぶか!誰も見んから」と言い放ったのです。さらに「(キンプリのファンである)ティアラたちにめっちゃ叩かれて…『本当に殺す』ってDMが来る」と殺害予告が届いていることを説明しました。
なにわ男子をいじる
その後も粗品さんの毒舌は絶好調。男性アイドルグループ・なにわ男子に出演してほしいという視聴者の意見に対して「西畑大吾か?女装してきてもらわな」と言いました。当時なにわ男子のメンバーである西畑大吾さんが女装した姿で彼女の自宅マンションから立ち去る様子をスクープされていたため、ネタにしたようです。しかし粗品さんの発言は、なにわ男子とキンプリそれぞれのファンにとって笑える冗談ではありませんでした。とくにキンプリの熱心なファンは「粗品を二度と見たくない」「謝罪しろ」とコメントし、激怒していたそうです。
「新しいカギ」で共演
西畑大吾さんは2022年4月に放送されたバラエティ番組「新しいカギ2時間SP」の企画「なにわ男子」に参加し、その際に同番組のレギュラーメンバーである粗品さんと共演。「バラエティならではの団体芸を通じて多くのことを学ばせてもらった」と出演した感想を述べ、お笑い芸人へのリスペクトを示していました。この共演歴があるからこそ西畑大吾さんの熱愛スキャンダルを笑いに変えるために粗品さんは「女装してきて~」といじったのかもしれませんね。
謝罪とみせかけた動画を公開
炎上の規模が拡大する最中、2023年8月16日に粗品さんは「お騒がせしている件について。」というタイトル名の動画をYouTubeで公開。多くの視聴者がキンプリや西畑大吾さんを侮辱した行為に関して謝罪するのだろうと思っていました。しかし粗品さんは「また深づめになりました」と言った後に家賃の支払いなどの雑談を延々と続け、まったく一連の暴言に触れませんでした。それゆえジャニーズファンの怒りが増幅して延焼しました。その一方で、謝罪とみせかけて釣り動画を公開した粗品さんのセンスは多くの人に絶賛されています。
恐怖を感じるほどの誹謗中傷
2023年10月17日、粗品さんはYouTubeを更新し、SNSに集まる誹謗中傷の内容が過激化している状況を告白。執拗なバッシングに恐怖を感じたのでしょう。「地獄に落ちろ」「お前も誹謗中傷をきっかけに消えればいいのに」といった破滅的なメッセージのほか、大量の中指を立てている絵文字もDMで送られてくるそうです。確かに殺害予告や度を超えた誹謗中傷は多大な精神的ダメージを与え、時に自死を引き起こすリスクがあります。しかし粗品さんは自らアンチを煽り立てた結果のために自業自得の部分もあるのではないでしょうか。
会社設立を批判
炎上騒動から9カ月ほど経過した2024年5月、粗品さんはYouTubeチャンネルで再び懲りずにキンプリを批判。キンプリのメンバー2人がKing & Prince株式会社を設立したニュースを受けて「な~に節税対策で会社を作っとんねん」「ダサい」と発言しました。さらに会社設立発表時に永瀬廉さんが「カリスマ社長です」とジョークを言ったことに関しても、「なんやそれ!おもんなさすぎ」などのツッコミを連発。散々それまでに粗品さんが炎上していたため、キンプリのファンの大半が批判を静観していたようです。
永瀬廉との禁断共演に世間の声
2025年1月、「新しいカギ」の人気企画「学校かくれんぼ」に永瀬廉さんがゲストとして出演。粗品さんが「嬉しいね髙橋海人くんが来てくれて」とボケると、永瀬廉さんが「違うよ逆やって」とすかさずツッコミを入れつつ、大人な対応をとりました。その様子について「真正面から向かう廉くんの男気が凄い」と世間で絶賛されましたが、ファンは共演に複雑な感情を抱いた模様。番組放送後には「廉くんの顔が引きつっているように見えて可哀想だった」「いっさい眼が笑っていない」といった意見がSNSに数多く投稿されていました。
まとめ
「新しいカギ」で永瀬廉さんと共演した際に、粗品さんは「ごめんね俺が悪かった」と謝罪の言葉を口にしていました。しかしキンプリを格好のターゲットとして何度もYouTubeで批判していたため、簡単にわだかまりが解けないのではないでしょうか。一部のキンプリのファンは「絶対に粗品を許さない」と怒りをにじませていますが、「粗品のおかげでキンプリの知名度が上がった」というポジティブな意見もあがっています。今後どのように彼らの関係が変化するのか楽しみですね。









